HELLO, CURIOUS PEOPLE!  ✳  プロダクトづくりと、ときどきバイク。
月刊2026年10月号
SAUSUKEI.COMAN INDEPENDENT MAGAZINE BY AN ENGINEER.

つくる /

10月につくったもの、育てたもの。

空港到着便アプリとブログの10月の更新、そして制作中のMIDIパッド「Midike」を画像とともに紹介。

10月は、空港の到着便を確認するWebアプリを更新し、このブログ「サウスケイ」を公開しました。ひとつは、必要な情報を探すための場所。もうひとつは、自分のつくったものを紹介するための場所です。

まだ月の途中ですが、10月18日までにつくったもの、手を入れたものをまとめます。あわせて、9月から設計している小さなMIDIパッド「Midike」も紹介します。

空港の到着便を、見やすく。

新千歳空港の国際線到着便一覧。便名、到着予定時刻と実際の到着時刻を表示
新千歳空港・国際線の到着便一覧。時刻・便数は2026年10月18日の撮影時点の表示です。

空港到着便情報は、新千歳・羽田・小松の国内線と国際線の到着便を確認できるWebアプリです。便名や出発空港、到着予定時刻、到着見込み、運航状況を一覧で見られます。

リポジトリ名は cts-estimated。以前からあるアプリですが、今月は羽田・小松への対応と国内線モードを加え、空港と路線を切り替えて使えるようにしました。

遅れている便が、消えないように。

10月11日に直したのが、予定時刻を過ぎた遅延便が一覧から消えてしまう問題です。予定の時間を過ぎても、まだ到着していない便はあります。そこを区別し、当日の到着予定便を残すようにしました。

あわせて、本日の総便数と残り便数を表示。到着済みや欠航の便を残り便数から除き、一覧の各ページだけでなく、取得した全ページを対象に集計するようにしています。

開いたら、今に近い便へ。

便名と到着時刻を大きくし、スマホでは1列、広い画面では2列で表示するように調整しました。10月18日には、最初に開いたときや空港・路線を切り替えたとき、現在時刻に近い便へ自動で移動する機能も追加しています。

情報は5分ごとに更新します。ただし、更新のたびに表示位置が動くと読んでいる場所を見失うので、自動移動は初回表示と切り替え時だけ。手動で現在時刻に近い便へ移動することもできます。

表示の裏側も整理。

今月、構成をNext.jsへ移行しました。空港と国内線・国際線の組み合わせごとにURLを用意し、ページのタイトルや説明文も分けています。公開先はCloudflare Workersです。

新千歳については、同じ機体の折り返し出発便と空港公式の情報を照合し、条件が一致した場合だけ搭乗口を補足する処理も追加しました。これは到着時の駐機位置ではなく、折り返す便の搭乗口です。実データとの照合は取得元のアクセス制限で未検証のため、ここはまだ確認を続ける部分です。

フライト情報には更新の遅れや取得エラーがあります。実際の移動では、航空会社の案内も確認してください。

到着便アプリを開く ↗ / GitHubでコードを見る ↗

つくったものを置く場所も、つくった。

もうひとつが、いま読んでいる sausukei.com です。

プロダクトづくりを中心に、ときどきバイクのことも書く。そんな個人の発信を、月ごとの号にまとめるブログにしました。雑誌のように、記事をめくって読める場所を目指しています。

AstroのContent Collectionsで記事と月ごとの号を管理し、Markdownで更新できる構成にしました。最新号とバックナンバーを分け、過去の記事も号ごとにたどれます。

生成りの背景に青や黄色を合わせ、ロゴにはナイショ文字を使っています。ページ移動にはView Transitions、スクロールにはLenisを導入しました。動きを減らす設定を使っている場合は、アニメーションを抑えます。

10月18日にCloudflareへ公開し、InstagramとXへのリンク、Google Analyticsのタグも追加しました。書く場所ができたので、これからはつくったものだけでなく、更新したところも記事にしていきます。

制作中:持ち歩けるMIDIパッド、Midike。

Webのほかに、手で触れるものも設計しています。名前は Midike(ミディーク)。iPhone 12 miniの背面にMagSafeで付けて持ち歩き、演奏するときは外して机に置く、小さなBLE MIDIパッドコントローラです。

これは今月完成したものではなく、9月から進めている設計プロジェクト。コンセプトは「誰でも持ち歩ける楽器」です。

Midikeの上蓋、8個のパッド、基板、底蓋を上下に分けた構造検討用の分解CG
機械試作r1の分解CG。構造検討用モデルで、完成品の製造データではありません。

黄色い本体に、8つのパッド。

4列×2段のパッドに、ホイールとスライダー。黄色い筐体と半透明の白いパッドで、少し昔のポータブル音楽機器のような雰囲気を目指しています。パッドの下にはLEDを配置する計画です。

本体だけで音を鳴らすのではなく、BLE MIDIでiPhone側の音楽アプリにつなぐ構成を想定しています。まずはKoala Samplerで使うことを目標にしていますが、演奏できる完成品にはまだなっていません。

外側だけでなく、中身も。

リポジトリでは、KiCadの回路図・基板配置案と、Blenderの筐体モデルを管理しています。パッド、基板、電池、ネジを、小さなケースの中にどう収めるか。外観と内部構造を行き来しながら検討しているところです。

今の課題は、押す強さをどこまで安定して読み取れるか、操作部品の高さがケースに収まるか、といった実物での確認です。基板にも未配線の箇所があり、実際の演奏や装着を検証する作業が残っています。

「持ち歩ける形」と「気持ちよく叩ける道具」の両方を成立させること。Midikeについては、その途中もこのブログで紹介していきます。

今月は、まずここまで。

到着便アプリには、見るべき便にたどり着きやすくする変更を。このブログには、つくったものを言葉で伝えるための仕組みを。

そしてMidikeでは、画面の外にある道具の形を検討中です。次の更新も、この場所に残していきます。


この記事の10月の更新は、2026年10月1日〜18日の開発履歴をもとにまとめました。Midikeの紹介とCGは9月の設計資料に基づいています。到着便アプリの変更は、10月11日の遅延便表示の修正や10月18日の自動移動の追加、READMEから確認できます。

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